会社を設立したい人「会社設立をするぞ。でもいくらお金がかかってどんな流れなのか事前に知りたい。」
こういった疑問にこたえます。
本記事の内容
- 会社設立にかかる最安費用
- ゼロから会社設立をする流れ
- 会社を設立する前に伝えたいこと
こんにちはタイキです。
僕は去年実際に株式会社を設立しました。
当時は大学生だったのでなるべくお金をかけたくなくほぼ最安の価格で設立しました。
起業を検討している方で「最安で設立したい!」と考えている方も多いと思うので、この記事で紹介しようと思います。
スマホでも可能です。
会社設立にかかる最安費用
結論からいうと、会社設立にかかる最安費用は216,268円です。
内訳は以下の通りです。
<公証役場>
- 定款認証5万円
- 定款認証(その他費用)1,940円
小計:51,940円
<法務局>
- 登記費用15万円
- 登記事項証明書代600円
- 印鑑証明書代450円
小計:151,050円
<その他>
- freee電子公告4,298円
- 会社設立freee利用代金0円
- 法人印鑑セット8,980円
小計:13,278円
合計216,268円
実際に設立されるまでにかかった日数は15日くらいです。
株式会社の設立は大体24万くらいとネットに書かれていたので「あれ、案外安かったな」という感じでした。
安く行うポイントは自分で設立手続きを行うことと、freeeの電子定款を使うことです。
設立手続きはfreeeという無料の会社設立サービスを使えば10分くらいでできます。
ゼロから会社を設立する流れ
会社設立までの流れは以下の通りです。
- freeeで必要書類を作成
- 公証役場に持っていき定款を受け取る
- 法務局で登記
- 会社設立後の届出(後述します。)
順番に解説します。
freeeで必要書類を作成
会社を設立するには定款が必要です。
そのため、定款の作成に必要な書類を作らなければいけません。
必要書類の作成は会社設立freeeというWebサービスを使います。
手続きはスマホでも可能です。
無料で書類作成できます。
こんな感じで流れに沿って入力していくだけです。
公告の仕方はfreeeの電子公告を選ぶのが一番お得です。
全て入力し終わったら書類作成完了です。
完成した書類を印刷して公証役場に持っていき、定款認証を受けます。
法人印が必要なので早めに用意しておきましょう。
僕はここで購入しました。
色々ハンコ屋さんがありましたが、法人印セットはここが一番コスパがよかったです。
公証役場に持っていき、定款を受け取る
freeeで指定された公証役場に書類を持っていきます。
ここで定款認証費用5万 + その他費用を払います。
ここは節約できないので払うしかありませんね。
CD-Rが必要ということで僕は事前に購入して持っていったのですが、
公証役場の方が用意してくれていたので使いませんでした。
ただ、全てのケースがそうとも限らないので心配であればCD-Rを持っていきましょう。
次は法務局で設立登記です。
法務局で登記
会社設立は登記が完了することによって晴れて会社設立したことになります。
先ほど受け取った定款を法務局に持っていって登記申請をします。
ここで登記の申請費用15万円を支払います。
代表者の印鑑証明書が必要になるので忘れないようにしましょう。
会社の設立日はこの登記申請を提出した日になります。(実際に登記が完了する日は二週間後くらいです)
これで会社設立が完了です。
会社設立後の届出
会社設立後も税務関係の届出や保険の届出などを各機関に提出しなければなりません。
提出先は各会社によって異なるので、会社設立freeeの画面を見ながら速やかに書類を提出しましょう。
また、会社を設立すると決算をしなければなりません。
決算は個人の確定申告と違ってかなり複雑になります。
「決算日の前に本気出せばなんとかなるっしょ」と思っていると痛い目に会うのでぜひ今から会計をつける意識を持ってください。。
freeeのクラウド会計を使うと自分でも決算書が作れます。
僕は会計の知識がなく「あとでなんとかなるっしょ」とか思って地獄を見たので
早めに会計ソフトを使った方がいいです。
会社を設立する前に伝えたいこと
今の僕からすると、僕は当時起業する必要がありませんでした。
今思うと、ただ社長になりたくて起業し、失敗してしまいました。
僕が起業するまで
僕は会社を設立した時は人に勧められて起業してしまいました。
当時の僕はプログラミングを独学で学習し、アプリを自分で作れるようになり少し気持ちが大きくなっていました。
「これなら自分でもアプリで起業できるんじゃないか?」と思っていました。
そんな時にスタートアップ のベンチャーキャピタルの方からTwitterで連絡があり、会って話をしました。
その時投資家の方から「将来社長になりたいと思っているなら今起業しろ!とりあえず起業してからだ!」
と言われて「自分ならできる」と感情的になって起業してしまいました。
その後、何をやっても長く続かず、結局投資も受けられず、金もないという鳴かず飛ばずの生活になりました。
自分で考えないと情熱も生まれない
人から言われてした行動には自分の情熱がありません。
そのため長続きしません。
あの時もっと自分と向き合って論理的に「もう少し売り上げが立ってから法人設立しよう。今は別にいらない。」という判断ができていれば無駄に会社ランニングコストを支払わなくて澄んだのにと反省しています。
ただ、実際に起業してみて分かったことは「社長なんて簡単になれる」ということです。
また、「起業は単なる手段でしかない」と思えるようになりました。
会社なんてぶっちゃけ21万持ってれば誰でも作れて、代表取締役という肩書きももらえるので、社長という肩書きに価値はありません。
問題は会社を作る実質的な目的の方にあります。
この記事を読んで起業しよう!と考えているも、今一度「今会社を作るべきなのか」について考えてみてください。