こんにちは、たいきです。
久しぶりの投稿になります。
来月から、海外に移住することにしました。
移住といっても”海外ノマド”として、日本国籍のまま、年単位の長期ビザを取らず、
国をホッピングして生きていく形の生き方です。
今回は、私事で恐縮ですが、出発前に「なぜ海外に出るのか?」「なぜ日本を出るのか?」
を言語化し、ブログに書いておこうと思いました。
「なんだか日本の居心地が悪い」「少し海外生活が気になっている」「新しい人生のオプションが欲しい」という方に、参考になれるかもしれません。
▪︎僕が海外移住する理由を話します。
2023年5月、コロナ明けで初めて、約3年ぶりに海外にいきました。
行き先はタイ・ラオスです。
ちょうどタイミングがよく、日本から4-5人の友人がタイに来てくれたのもありますが、
この時に海外の開放感や楽しさを思い出しました。
海外に行くと、なんというか元気になれます。
と、感覚的な理由は上記の通りですが、これから「なぜ3年ぶりの海外は楽しく感じたのか?」という理由を深堀り・言語化していきたいと思います。
▪︎日本には閉塞感があり、海外には希望がある
僕が現地で感じた「開放感」は、
経済成長率と若者の多さの2つから説明できると思います。
日本は言わずもがな経済的に低成長です。
失われた30年と言われるほど、他国と比べて経済成長率が低いです。
日本の経済成長率の推移。アメリカや韓国と比べてかなり低い。出典
当たり前ですが、「自国が成長している」という事実があれば、国民は希望を持てます。
逆に「成長率が低い、賃金も上がらない、既得権益も崩れない」となれば希望を持てません。
また、出生数と経済成長率は比例します。
歴史的にみて、戦後などの人口が増えた時に国も成長します。
この理由から、若者が多い方がその国の雰囲気は上がり調子になります。
「経済成長率が高く、若者が多い」というのは、東南アジアの国に多く、
こういった理由からも日本にいる時よりも未来に希望を持てます。
▪︎日本のいき過ぎた資本主義・壊れた社会システム
正直いって、日本の資本主義は行き過ぎている感があります。
至る所に眠らないコンビニがあり、労働者の賃金は上がらず、”パパ活”という売春が横行し恋愛が市場経済に取って代わられていることなどは顕著な例です。
僕はラオスに行った時に、人の温かさを感じました。
地域の共同体が存在し、人は入れ替え可能ではなく、何回か商店に通うと顔見知りになって挨拶するようになります。
また、ヨーロッパの国々では、夜になるとちゃんと店が閉まり、みんなで食卓を囲むというメリハリを国全体で意図的に作っています。
日本のこうした社会システムの機能不全、共同体の崩壊、劣化は色々な原因が考えられますが、他の国に行くとそのレベルの深刻さがわかります。
▪︎海外の方が幸せそう
これは先の理由にも関連しますが、共同体が残っている国の方がそこに暮らす人は生き生きしています。
海外で通りを歩いていても気軽に挨拶できるし、何より目が合います。(日本では目が合いません。)
なんなら普通に話しかけることも自然とできます。(日本で話しかけるとびっくりされたり最悪通報です。)
▪︎ビジネスチャンスが豊富
「アイデアは移動距離に比例する」とは高城剛さんの言葉ですが、
やはり移動をしていた方が脳が活発になり、アイデアが得られます。
そしてそれは、日本にないサービスや違った価値観に多く出会えるのと無関係ではありません。
例えば、僕が19才の時に初めての海外、フィリピンに行った時、タピオカ屋にどハマりして毎日通っていました。
その後日本でもタピオカブームが始まります。
その他にも日本にないアプリやWebサービスが海外にはたくさんあります。
そして、現地でパワーをもらっていると、なんでも出来そうな気がしてくるんです。
▪︎日本の賃貸は高すぎる
日本に住んでいるとなかなか気づきませんが、日本の賃貸市場はとても特殊です。
普通海外の賃貸では、大体出たい時にすぐ引越しでき、契約時にデポジットは1ヶ月分、あとは家賃だけで契約できる国が多いです。また、民泊規制も緩いため、Airbnbを活用すれば、ウィークリー、マンスリーでも安く住むことができます。
一方日本の場合は、契約時に”初期費用”として家賃の5-6ヶ月分ほどを先払いします。
その中には、礼金、鍵交換代、消毒代、火災保険など「入居者が支払うの?」というものまで含まれています。これは不動産業者の利益を守るための慣習で、日本の歪んだ不動産事情が影響しています。
また、ホテルなどのロビー活動により、日本では厳しい要件の新民泊法が制定されています。
民泊物件は年間180日までしか貸し出しができず、要件も厳しいものとなっており、日本で安価にAirbnbを活用することはできません。
このように、日本は定住する人にとっては優しいですが、”住所不定”の人にとってはあまり優しくありません。
▪︎鬱にならない
僕は日本で度々暗い気持ちになっていました。
でも、海外の”未来に希望を持てる雰囲気”や”短期間でいろんなところに移動できる”という環境だと、思い悩むことが減ったことに気づきました。
僕の中で、鬱になる条件は下記のようなものがあります。
・人と話さない
・同じ場所にずっと住む
・暇で家にいる時間が多い
・糖質の摂りすぎ
・運動しない
・ドーパミンの出し過ぎ
・スクリーンの見過ぎ
日本でも上記の条件に当てはまらないよう生活することは可能ですが、海外の方が容易です。
なにしろ自国の文化と違うものがたくさんあり、意識しなくても興味のままに色んなところに行ってしまいますから。
▪︎2025年問題
最近、高城剛さんの本を読みました。
この本を簡単に要約すると、「歴史のサイクルをみると、2025-2030年くらいに世界的な危機が訪れる」ということです。
不謹慎かもしれませんが、日本でも
・首都直下地震
・日本の経済破綻
・日本が没落し、アジアが台頭
といったことが十分に考えられます。
こういう危機に備えて、日本以外での選択肢を作る必要があると強く感じました。
例えば、外貨を稼げる人になることであったり、海外でも不自由なく暮らすことができたり、自給自足で暮らせる環境をもつことであったり。
「日本で暮らす」以外の人生のオプションを作ることはとても大事だと思い、行動に移そうと思いました。
ビジネスについて
ここからはビジネスについて今の考えを書いておこうと思います。
僕は今の資本主義が正直好きではありません。
市場化すべき出ないところも市場化してしまっているし、お金だけを追及している人を見ると悲しい気持ちになるし、孤独になることが増え、人間の幸福度も下がっています。
しかしながら、”半分は”資本主義に適応しないと(適応したフリをしないと)、この世界を生き抜くことができません。
だから、ビジネスについて考えておくことはとても重要です。
▪︎海外移住はビジネスになるか?
結論からいうと、「海外移住支援サービス」みたいなビジネスができるのではと考えています。
海外で様々な国を転々と渡り歩くなら、それ自体が他の人と違った強みになり、ジャーナリストのように生の情報を発信することができます。
そもそも海外渡航する日本人は少ないのですが、それでも移住者はコロナ禍を除き、増加の一方です。
動画発信で海外移住についてイメージを高めてもらい、海外に移住したい人や海外で働きたい人を支援するのはとても良いなと思いました。
▪︎マネタイズの詳細
これに関しては様々なマネタイズ手法が考えられます。
海外ノマドの情報をまとめたり、みんなが投稿できるサイトを作る
→コミュニティでサブスク
海外移住のビザ情報をまとめる
→アフィリエイトで移住サポート業者に送客
海外移住での税金対策をまとめる、診断コンテンツを設置
→弁護士、税理士事務所への送客
少しリサーチしてみたところ、海外移住の情報はほとんど出ていないからSEOにも強いように思いました。
▪︎YouTubeとも相性がいい
「世界のビザ事情をまとめた動画」というのがほぼないので、YouTube発信も良さそうです。
また、実際に住んでいる人のインタビューや、僕が実際に行ってその国でのライフスタイルを発信するなどもできます。
僕は海外に出ます
ということで、来月から海外にでて生活します。とてもワクワクしています。
今回は久々のオピニオン記事になりましたが、(オピニオン記事はあまりみられないので基本は発信できないのです。)これからも情報を発信していきます。
今回は以上です。