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書評:シン・ニホンを読んで、文系キャリアを考えてみた

こんにちは、タイキです。

 

安宅和人さんの「シン・ニホン」を読みました!

 

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日本の凋落、立て直しと、データ×AI時代の戦略が書かれていて、読んでいて熱くなる本です。

 

今回は、文系の視点から、「大理系時代」をどう生き延びるかの戦略を考察してみます。

 

目次

日本は「ヤバい」

 

「シン・ニホン」の前半では、日本がアジアの貧民国目前であることを、様々なデータを使って示してくれます。

 

う〜ん、まぁ既に新卒初任給はシンガポールや香港よりも下ですからね。。
人口の30%の世帯が「貯金なし」という統計データには度肝を抜かれました。

 

ヤバい日本にあって、若者はどう立ち回っていけばいいのでしょうか。

 

スキルを刷新する必要

 

マイケル・オズボーン教授が論文「スキルと雇用」を書いて久しいですが、21世紀に求められるスキル1位は「戦略的学習力」です。

 

僕ら若者は、時代の変革期にあって、その潮流に乗るための必須知識を学習しないとサバイブできません。

 

これからの日本再興にあたっては、やはり理系人材(特にPython周辺ライブラリを使ったデータサイエンス及び人工知能領域)が優遇されにされまくります。

 

現在、高校数学の知識、大学レベルの微分積分、線形代数、統計学が理解できていない又は忘れている状態だと、完璧に時代遅れの脳を持っていることになります。

 

これはヤバい。

 

例え文系であっても、これらの知識をアップデートし、ある程度は理解・適用できるようになっとかないと先行きは暗そうです。

 

STEAM世代の台頭

 

これからの日本の教育では、中国・アメリカ同様、小中学校からSTEAM教育の比重がより高まります。これは断定できます。

 

そうなると、長い目で見て、僕らなんかよりよっぽど数学的な素養がある人たちが後輩として職場に来るわけです。

 

20代前半くらいならまだ間に合うかもしれませんが、それ以降の年齢になってやっと数学を学び直し、AI関連の知識を学習しても、若い頃の超柔軟な思考の時に数学を学びまくったSTEAM世代との競争は中々辛いものがあるでしょう。

 

即戦力の新人が入ってきて、企業に「お荷物扱いされるおじさん」の姿はあまり見たくない。

 

変革期に生まれてきてしまった僕たちは、おじさんになったときのポジショニングを考えなければなりません。

 

一番いい選択肢は、「ある程度の経験がないと務まらないポジション」におさまっておくことです。

 

エンジニアリングなんかは、もちろん経験は要りますが、若い頃から創造的なワークをし、数学的素養に溢れたピチピチ即戦力の前では若干ジリ貧です。

 

それよりも、マネージャーやコンサル系の職はある程度経験が必要なため、肩身が狭い思いをしなくて済むでしょう。

 

「おじさんになってもビュンビュン企業を飛び回れる方法」についてはこの記事が詳しいです。

多くの若い人より圧倒的に成長速度の速いおっさんと絶望的に遅いおっさんの違い

 

個人としての人生戦略

 

ここからは僕個人の戦略としてよさげなシナリオを考察してみました。

 

AIのエバンジェリスト的なポジション

 

AI×データ時代にあって、ハラリ氏が言ったように、無用者階級が増えてきます。
現在ダラダラとYouTubeで犬の動画をみて、お菓子を食べている層はかなり危ないです。

 

このような時代では、文系は肩身が狭くなります。

 

(高校の文理分けは大罪です。あれは本当に意味不明。)

 

危機感を覚えた文系は、今のエンジニア転職のノリで「未経験からAIエンジニアになるぞ!」という気概の方も結構出てきそうです。
これからの日本再興を考えた時に、こういう民意の変化は起こるべきだと思う。

 

現在の「Web系エンジニア転職」ブームは、時代の流れではあるが、AI人材が揃わないと日本の凋落は免れない。
「なぁに意識高いこと言ってんだ」と思うかもしれないが、これはまじだ。どうみてもやべぇです。

 

統計学や微積などの知識がなければ、Pythonが書けたって意味がありません。
数学・統計の知識がすっぽり抜け落ちている人は、戦略的学習力を発揮して、今こそポジションを再度見直すべきだと思います。

 

そんな状況にあって、よさげなポジションは、「一念発起してAI人材に転身し、その過程を発信すること」です。

 

文系でも「AI人材」になれることを身を持って示せば、同年代の士気もあがるでしょう。
また、YouTube、Twitter、ブログで発信していけば、最近の「個人時代」の波にも乗れます。

 

このポジションで行くと、自分の知識をAI×データ時代にアップデートしながら、AI技術を学ぶ人を増やすエバンジェリスト的な立ち位置も取れるということです。

 

これからの就活市場の武器は「STEAM」関連の知識・スキルです。
文系でも先にポジションを取って、「武器を売る」のは全然あり得るシナリオだと思います。

 

イシューからはじめよ

 

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「シン・ニホン」を読んでから、今の時代にあったキャリアについて真剣に考えるようになりました。

 

とにかく日本はヤバい。

 

若者である僕たちが、将来に目を向け、「自分たちには何ができるか」「今ここで〇〇をやっとけば、〇〇で貢献できる」というのをもう一度考えるべき時が来ています。

 

ちなみに、どうでもいい情報ですが、今日誕生日でした。笑
また一つ歳をとってしまいました。

 

…まぁそんな感じで、自分の人生の方向性を見極めつつ、的確なポジションをとっていこうと思います。

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