こんにちはタイキ(@dogedesu)です。
僕は「自分がどう思われるか」なんて知ったこっちゃありません。
ただ、「自分がどう感じられるか」という存在のレイヤーでは結構気をつけてたりします。
今回は人生のステージを上げるために必要な「そんな感じ」(認識、理解、知覚)の話です。
人は事実なんてどうでもいい
「人生は勤勉に働き、実績を積み上げて、真面目に生きるべきだ」
こういった主張の方がいます。
ただ、こういう「お受験脳」的な考え方はかなり人生で損をします。
ぶっちゃけると人間は客観的な実益なんてどうでも良くて大事なのは自分がどう感じるかなんです。ヤンキーがおばあちゃんを助けると優しそうに見えるアレです。
真面目な人は普段からおばあちゃんを助けたり勉学に励んだりしています。一方ヤンキーは普段から問題ばかりでおばあちゃんも助けません。
客観的には真面目な人の方が善行をしている回数も時間も多いのに、一瞬の「感じ」によって真面目な人よりヤンキーの方が超いい人に見えちゃうんです。
これはビジネスでも恋愛でも同じです。
大脳辺力系に働きかける
僕の経験では、先日女性とご飯を食べに行ったときはっきりと感じました。
ちなみに僕はお洒落に興味がなくほぼユニクロばっかり着回してる陰キャです。
以下はその時の実際の会話です。
<実際の会話>
女性:タイキくんてなんかセンス良さそうだよね〜
僕:ありがと〜。でも全然お洒落じゃないんだよね。
女性:えーうそー!絶対お洒落!
僕:いやお洒落じゃないよ
女性:絶対センスいいよー、服とかお洒落なの着てそう!
僕:いやお洒落じゃないよ
女性:絶対お洒落!
僕は女性と会うとこんな会話になることが多いです。
僕はただ事実として「お洒落じゃない」ので「お洒落じゃない」と伝えているのに中々聞き入れてもらえないんです。わけがわからない。
というのも結構大半の女性は僕のことを(嬉しいことに)何故か「なんかセンス良さそう」「なんかモテそう」と思ってくれてるかららしいんです。
この女性にとって「僕が実際センスいいか」なんてどうでも良くて結局「コイツはセンス良さそう」という「感じ」こそが一番重要だったのです。
昔の僕は「事実を伝えないと嘘になる」みたいな謎の正義感からなるべく事実と違うことを訂正しようとトライしていました。これは圧倒的な非モテ思考です。
大学生の時は二年間も机にかじりついて司法試験の勉強してたくらいですからこういうお堅いところがあったのかもしれません。
こういう「真実こそが正義なんだ!」「嘘はついてはいけない!」みたいなのは人間的にモテません。人たらしになれないというか。
人間が恋愛相手を選ぶ場合には脳の情動や意欲、性欲なんかを動かしている大脳辺力系というところを使います。
この大脳辺力系は我々が原始人だった時からあり、「野性の感」みたいなのが備わっています。
そのため、人が人を理解したり知覚するときにはこの「野性の感」による「お、コイツなんか良さそうだな」みたいな「感じ」が超大事なんです。
女性との関係において、こういう話が通じないことがよくあり客観的な事実より「モテそうだね」「バスケうまそう」のような「感じ」の方が印象を左右します。
「感じ」は現実化する
この「感じ」の威力が凄まじいところはそれが現実化するところです。
女性に「モテそう」と感じられたら実際にモテます。
そうなるとこの「感じ」が事実に置き換わるんです。これはビジネスでも同じです。
昔ネオヒルズ族という名前で話題になった情報商材グループもこの手口を利用しています。
彼らは高級外車や札束を使って「金持ちっぽい感じ」を醸成して「お前らも俺の高額商材を買えば金持ちになれる」と高額商材を売りつけ、結果その金で金持ちになり本当に高級外車や札束を手に入れてしまうという構造になっています。
そして一度この成功のループに乗ればあとは実績があるので他の金儲けができるわけです。
僕がライバーをやっていた時も同じようなことがありました。
ライブ配信アプリの加工は凄まじいのでまるで別人のように美女・イケメンになります。
そのため、こんなことを言うのもアレですがライバーのオフラインイベントとかいくとライブ配信の時と顔が違いすぎて結構誰が誰だかわかりません。
ただ、実際リスナーからしてみれば「リアルのその人が本当にイケてるか」はさしたる問題ではないのです。
そんなことよりもアプリ上でイケてたらそれでいいんです。だってそう感じるんだから。
こうなるとアプリ上でイケてるっぽい人はイケっぽいのでイベントを勝ち抜き、その結果メディアでの露出が増えたり実績がつくので本物のイケてる人になるんです。
騙されてると思ったらいけない
今思うと、決して天才ではないのに卒業文集の天才ランキングで一位だった事や、177cmなのに女性が勝手に僕のことを180cm以上だと思っていることやVCのおじさんがすぐに「投資したい」って言ってくれたことも全部そんな「感じ」が大きな影響を与えていたからなんだなぁと思います。
逆に、大好きだったプロレスをみなくなったのも台本があったことを知った時からだったし、就活しなかったのも面接には基準がないのを確信したからだし、下手な自己啓発本を真に受けなくなったのも好きなことだけじゃ生きていけねぇって認識したからでした。
これを読んでくれた賢明な読者の方々は「感じ」をぷんぷん匂わせている謎のオーラの正体に気がつくようになると思います。
しかし「え、私騙されてたんじゃん!」って思ってはいけません。
「感じ」のチカラは人生でなんらかの成果を生み出すための強力なルールです。
人はこういったある意味での「ハッタリ」を使って人生のステージを底上げしていきます。
世の中の成功者といわれるは同じようなことをいいます。
この「感じ」醸成する影響力の力はめっちゃ強力です。
参考までに僕のオススメの本です
この「感じ」のチカラを実感には他にこの力を言語化している人の経験を読んでみることがオススメです。
僕は自分の経験の中から自力で「感じ」のチカラを学習しましたが他にも同じ感覚を持った成功者がたくさんいます。
●有名なブロガーのふろむださんやホリエモンも同じようなことを言っています。
●僕も愛読してるんですが、藤沢数希さんのメルマガもおすすめです。
週刊金融日記 第334号 ビジネスも恋愛もパーセプションのゲーム
僕自身は既に知っていたのであまりこれらの本から学びとれることは少なかったのですが、実感を持てると言う意味では有益です。
気になった方は是非読んでみてください。
今回はここまでです。