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サクッと解説:マルチアクセスエッジコンピューティングとは?5Gを支える技術

MEC…マルチアクセスエッジコンピューティングの略です。

[chat face=”sand.jpg” name=”サンドウィッチくん” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]マルチアクセスエッジコンピューティング…名前が長い!![/chat]

[chat face=”shiba.jpg” name=”しばお” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]若干複雑だけど、具体例を見れば一発でわかるから安心してね。[/chat]

 

こんにちはタイキです。

この記事では5Gを支える技術、マルチアクセスエッジコンピューティング(以下、MEC)についてサクッと解説していきたいと思います。

僕もほとんど無知な状態から勉強して理解したので、僕と同じように「技術に詳しくないよー」って方にもわかりやすく解説できると思います。

ちなみに、MEC使われている具体例を見れば一発で理解できます。

それではみてみましょう。

目次

前提としてエッジコンピューティングについて知ろう

 

[chat face=”shiba.jpg” name=”しばお” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]MECはエッジコンピューティングを一歩推し進めた技術なんだ。[/chat]
[chat face=”shiba.jpg” name=”しばお” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]だから、MECを理解するためにはまずエッジコンピューティングとは何かについて知ると理解がスムーズだよ![/chat]

 

エッジコンピューティングとは、簡単に言うとよりデバイスに近い場所で処理をする技術のことをいいます。

つまり、遅延をなくすためによりユーザー・デバイスの近くで処理をすることです。

従来のクラウドコンピューティングと対比するとわかりやすいです。

クラウドコンピューティングの場合

 

クラウドコンピューティングでは、クラウドにクラウドサーバーがあり、そこにアクセスをしていました。

しかし、この場合クラウドサーバーがデバイスが遠く離れたところにあり、距離があったため応答速度が遅いと言うデメリットがありました。

また、サーバーがクラウドサーバーのみなので、トラフィックが混雑すると言うデメリットもあります。

 

エッジコンピューティングの場合

 

一方、エッジコンピューティングは、サーバーをデバイスの近くに分散させることによって通信距離が短くなるため、応答速度が速くなります。

また、サーバーが分散しているためトラフィックの混雑が解消され、よりスムーズに通信を行うことができるようになります。

ビッグデータ時代ともいわれる現代では、多種多様な機器から継続的にデータが集められます。

そのデータをいちいちクラウドを介して処理していたのでは効率的ではありません。

さらに、5G時代になると製造業や医療現場にもIoTが進むため、よりリアルタイム性の高い処理が求められます。

そのため、より応答速度が速く、混雑の少ないエッジコンピューティングが求められています。

[chat face=”shiba.jpg” name=”しばお” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]エッジコンピューティングで抑えることは「近い」ことと「分散されている」ということだけだよ。[/chat]

[chat face=”sand.jpg” name=”サンドウィッチくん” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]近ければサーバーからの応答は早いし、分散されているから混雑しないっていうのは直感的にもわかりやすいね![/chat]

[chat face=”shiba.jpg” name=”しばお” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]そうだね。じゃあ次は本題のマルチアクセスコンピューティングについてみていくよ。[/chat]

 

じゃあマルチアクセスコンピューティングって何?

マルチアクセスエッジコンピューティング(MECとは、簡単にいうと、一定エリア内の通信処理の効率化を図る技術のことです。

一定エリア内にサーバーを設置して、トラフィックは外に出さないようにしてエリア内サーバーのみで通信を行います。

[chat face=”shiba.jpg” name=”しばお” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]何を言っているのかわからないので例をみてみましょう。[/chat]

 

こちらの動画はMWCという世界最大級のモバイル関連の展示会での富士通のデモ動画です。自動運転におけるMECの活用事例が紹介されています。

MECを活用する利点は2つあります。

  • 様々な場所に蓄積されているデータをクラウドにあげることなく、利用者がアクセスできるようになる。
  • 利用者がどこにデータがあるのかを意識しなくてもデータにアクセスできる。

上の動画にあげた例だと、雪道を走行したクルマがドライブレコーダーで撮影した動画をこれからその道を通るクルマが取得して道路状況を確認しています。

このように、MECを活用するとある一定エリア内での通信の処理をエリア内サーバーのみで効率化させることができます。

[chat face=”sand.jpg” name=”サンドウィッチくん” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]クラウドにいちいちドライブレコーダーの動画を送って他のクルマからそれにアクセスするってなったら大変だもんね。[/chat]

[chat face=”shiba.jpg” name=”しばお” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]そう。MECを使うとこのように、特定エリアの通信能力を飛躍的に高めることができるんだ。[/chat]

 

モバイルネットワークを利用する場合、

デバイス無線網中継網インターネット

という順番でサーバーにアクセスします。

しかし、MEC

デバイス無線網

の中のみで通信を行うことができます。

すなわち、中継網、インターネットにアクセスする距離が省けるので、より早い通信が可能になります。

G時代におけるMEC

G時代では、様々なものがIoTでインターネットに接続されます。

また、通信速度が超高速になるので大容量のデータを瞬時に送信することができるようになります。

そのため、データの送受信や、大容量データを活用した効率化は劇的に進むでしょう。

例えば、空港や工場などのインフラ構築などにも利用が想定されています。
このような特定のエリアでのデータ活用にはMECの技術が欠かせません。

今はそこまで身の回りに活用事例がありませんが、5G時代に投入すると一気に増えてくるでしょう。

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